今日と明日の間

ゴルフの石川遼くんに会いたい

僕はもうポルノグラフィティのファンではなくなったかもしれない

 ポルノグラフィティは僕が初めて好きになり、かれこれ18年間も好きでいるバンド。小学生の息子がある日「ポルノが好き」と公言した時、両親は何を思ったのかは今でも気になっている。

 

  1999年のデビュー時から大好きで、ファンクラブにも入っていた。僕はポルノなグラフィティが大好きだった。小学生のうちはレンタルしたCDをカセットテープやMDにダビングして聴いた。初めてお小遣いで買ったCDは、2002年に発売された「幸せについて本気出して考えてみた」。その直後に出た3rdアルバムの「雲をも掴む民」は狂ったように聴き込んで、歌詞カードがボロボロになっていたのをよく覚えている。

 

 それ以降はCDが出るたびに発売日前日にフラゲしていた。バイトしてお金を稼げるようになってからは過去のCDとDVDも全部買った。あの頃はHMVのポイントカードをゴールドカードにすることが最高のステータスだった。話は逸れるけど、HMVのカードがPontaカードに変わった時は怒りに震えた。

 

 そして、ライブにもよく行った。ファン歴に対して少ないかもしれないけど、10回は行っている。映像化されていない2009年の貴重な東京ドーム公演『東京ロマンスポルノ'09 〜愛と青春の日々〜』にだって行った。結構ちゃんとファンをしていたと自覚している。

 

 ちなみにポルノグラフィティのライブは女性ファンが圧倒的に多く、みんな「ポルノ!ポルノ!」と連呼する。ライブグッズのTシャツには胸にカタカナ三文字「ポルノ」と書かれたデザインのものもある。以前の僕は卑猥過ぎるそれを家族の前で恥ずかしげもなく着ていて、おばあちゃんにも見せつけていた。「それ何?」と聞かれたら「ポルノのTシャツ」と何のひねりもない頭のおかしい返答をしていた。そんなふうに家族の前に「ポルノ愛」をさらけ出していたあの時の僕は死んだみたいだ(ある意味よかった)。

 

・もうファンじゃないのかもしれない

 でも、僕はもうファンじゃなくて、ファンだった人なのかもしれない。正直にいえば、こうしてあらためて文字に起こすことがなければ、ライブでの楽しい体験も“過去”のことで、思い出すことなんてほとんどなかった。そんな気持ちに気づいてしまったのである。

 

 それまで集めていたCDやDVD、ファンクラブ会報誌などは2012年に引っ越しのタイミングで売るなり人にあげるなりで処分した。曲は全て配信で買っているけど、ライブ映像はDVDやブルーレイで見ることはなくなっていた。見たいと思う気持ちはある一方で、買ってまで見なくていいかという気持ちが上回ってしまっていた。

 

 CDの発売日も気にしなくなった。これを書いている2017年10月の時点でシングル45枚、アルバム10枚、ベストアルバム4枚、オールシングルベスト1枚が出ていて、それらは全部買っている。先に書いたとおり、その大半は発売と同時に買ったし、公式サイト(ツイッター)の情報もこまめにチェックしていた。だけど最近は「ああ、そういえば」とふと思い出した時に買うようになっていた。(ただ、2015年に出た10thアルバムの「RHINOCEROS」に関しては発売日に買って、めちゃめちゃ聴いた。過去最高のアルバムだとも思っている)

 

 最後に行ったライブは2012年に幕張であったカウントダウンライブ。こう考えると、2012年を境に明らかに意識が低下している。今では新しくツアーが始まっても「どうせ、行かないから」と気にすることすらなかった。

 

 それでも曲は好きだったし、新しいシングルを聴いた時には気分も高揚した。でもファンじゃなくなったかもしれないと決定的に感じたのは、最新シングルの「キング&クイーン/Montage」が発売された時。珍しく発売日にiTunesを開いたけれど、「今度でいいや」と一度ページを閉じてしまった。これまでこんなことはなかった。買いたいと思えなかった。ポルノグラフィティに出会って好きになった時、体内ではキャンプファイヤーのような炎がメラメラと燃え盛っていたのに、いつの間にかそれがろうそくに灯る小さな火のように変わっていて、この時ふっと消えてしまったような気がした。結局その3日後くらいに買ったのだけど、めっちゃほしかったかというとそうでもなかった。 

 

 曲は買っているのでライトなファンであることは間違いないのだけど、これまではそれなりの熱を持って応援してきたという自負はある。彼らが出ている数ページのためだけに音楽雑誌を買い集めていた時期もある。それなのに新曲が出ても興奮していない。

 

 いまは自分変化に驚いているところ。好きな人や物を嫌いになることはある。でもそこに明確な理由があるはずだから、10から一気にマイナス10になるような大きな変化でも驚くことはない。でも、明確な理由もないのにこれだけ長い間好きだったものへの関心が失われている事実にただただ驚いている。緩やかに、それでいて確実に気持ちに変化が訪れている。明確な理由は見つからない。これが一番の問題。何かに熱狂できなくなるというのはある種の衰えなのかもしれない。

 

 普段から習慣的に音楽を聴くことがないので、iTunesにはポルノグラフィティの曲しか入っていない。ライブラリを開くと出てくるのは彼らの曲のみ。だけど新しい薪をくべなかったら再び盛り上がることはない気がしている。何をどうすればいいのだろう。

 

 かんそうさんのポルノグラフィティに関する細かすぎる考察記事は大好きなので、これからも読み続けます。何かをきっかけに再び僕の中野ポルノグラフィティ愛が再燃することを期待して。さようなら

 

www.kansou-blog.jp

 

 

www.kansou-blog.jp